【酸ヶ湯温泉】
貞亨元年(1684年)、鹿が傷を癒している姿を地元住民が見て発見したと伝わる温泉です。
湯の酸度が高いため、最初は酢の湯、後にそれがなまって酸ヶ湯と呼ばれるようになったのが
由来とされています。
十和田八幡平国立公園の北部、八甲田の主峰大岳の西麓に位置する、標高約900mの清涼な高地にあり、
八甲田大岳・井戸岳・赤倉岳など北八甲田や山腹に発達する毛無岳・田茂萢などの湿原への登山口に
なっています。高山植物の種類も多く、美しく、自然豊かで、周囲の散策も楽しめます。
酸ケ湯温泉旅館の千人風呂は、総ヒバ造りの大浴場で、天井が高く、160畳の広さの中に熱の湯、冷の湯、
四分六分の湯、湯滝と、源泉の違う4つ湯船をもちます。千人風呂は混浴ですが、女性専用タイムもあり
気兼ねなく入れます。
【浅虫温泉】
昔からの温泉地として全国に知られ、また青森湾を前にした、沈む夕陽の美しさでも知られています。
平安時代後期に、円光大師(法然)がこの地を訪れた時、傷ついた鹿が湯浴みするのを見て発見し、
当時布を織る麻を蒸すためだけにお湯を使っていた村人にこれを教え、それ以来人々に利用されるように
なったといわれています。
海沿いはリゾートムード満点で、陸奥湾を眺める大型ホテルが並び、山側は落ちついた風情のある旅館が
建ち並びます。東北最大級の規模を誇る水族館や遊園地、海釣り公園、観光遊覧船、森林公園など
レジャー施設も充実しています。
また、夏には海水浴も楽しめます。磯料理や山海の珍味も味わえる温泉街です。
【下風呂温泉】
井上靖の小説「海峡」の舞台となったことでも知られ、津軽海峡を望む下北半島の海沿いに湧く温泉地です。
室町時代から「湯本」の名で湯治場として親しまれ、発展してきました。
風呂の名は、アイヌ語のシュマ(岩)・フラ(臭い)に由来すると言われています。
下風呂温泉の泉質は硫黄泉で、神経痛、婦人病、皮膚病などに効果があります。宿では新鮮な魚介類が
たっぷり味わえます。夜は、イカ釣り船の漁り火の青白い灯が美しいです。
【嶽温泉】
津軽富士とよばれ、古くから信仰を集めてきた岩木山の南西麓にある温泉です。
江戸時代初期、薪の切り出しに出かけた地元住民が、キツネに昼飯を捕られ追いかけたところ、雪の中に
湧き出る湯を発見したという伝説が残ります。
お湯は白濁した硫黄泉で、金属は腐食させる泉質のため、風呂にはヒバ材を使用する宿も多くあります。
近くの高原は、石坂洋次郎の小説「草を刈る娘」の舞台にもなりました。
宿や食事処、おみやげ店などが軒を連ねる温泉街はのどかな風情が漂います。
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